レストランのチョークボードをカラフルに彩る!「チョークアート展」レポート

【ざっくり要約】

  • レストランのブラックボードを彩るチョークアートの作品展が横浜で開催
  • ここ数年「街角のアート」として注目を集めている
  • 講習会には飲食店のスタッフやアルバイトさんが参加するケースも

おしゃれなカフェやレストランの店頭を彩るブラックボード(黒板)。おすすめのメニューや営業時間をチョークで手書きして飾ってあるのをよく見かけるようになりました。
なかでも最近では、カラーのチョークで描かれたイラスト(チョークアート)が華やかさを添えるブラックボードも増えてきて、待ち行く人びとの目を楽しませてくれています。
みなさんのお店でも、チョークアートで店頭や店内を彩っているところが多いのではないでしょうか。

そんなチョークアートの作品展が、この4月21日~24日、横浜赤レンガ倉庫で開かれましたのでおじゃましました。

この作品展は、日本チョークアート協会(JCA)の主催。2005年から開かれていて、今回が節目の10回記念展です。テーマは「Food Matters」ということで、食材や料理を題材にしたチョークアートばかりが集められていました。

作品展に参加したのは、JCAの会員や生徒さんたち60名。ざっと110点のチョークアートが並んでいました。

とにかく、びっくりするほどカラフルなボードばかりです。

定食を出すお店のボードでしょうか。おいしそうですね。

こちらのボードでは食材の説明が細かく描かれています。

持ち帰り弁当のボードもお洒落です。

この色鮮やかなアート、もちろんふつうのチョークで描かれているわけではありません。「オイルパステル」というクレパスのような画材で描かれています。

当日は会場内で、チョークアートの体験コーナーも用意されていて、お子さまからお年寄りまで様々な方が、オイルパステルで色を付けたり指でこすったりして、チョークアートを楽しんでいました。

この展示会の主催者・JCAの代表で「黒板デザイナー」の栗田貴子さんは、その魅力についてこう話します。
「チョークアートってパステル画に近いんです。チョークで線を描いたり塗ったり、自分の指でこすって色を混ぜたり。だから、描いた人の体温が伝わってくる。それがチョークアートの楽しさだと思います」

栗田さんは、日本のチョークアートの草分け的存在なのですが、じつはもともと「絵の素養はゼロ」だったそうです。
およそ15年前、オーストラリア留学中に出会ったチョークアートの魅力にハマり、現地の看板屋さんで見習修業。2001年の帰国後、チョークアートライターとして独立し、様々な飲食店向けにチョークアートを提供しはじめました。
「ちょうど日本でもカフェと呼ばれる業態が増えてきて、全国のいろいろなお店でチョークアートが求められるようになった頃でしたね」と栗田さん。

 

その一方で「もっとチョークアートの魅力を広めたい!」と考えて、横浜でチョークアート教室を開いたり、JCAを立ち上げたり。プロのアーティストを育てるだけではなく、趣味としてのチョークアートを広めていく活動をずっと続けて来られています。
もちろん、なかにはカフェやレストランのスタッフやアルバイトさんが教室に通うというケースもチラホラあるとか。

「チョークアートは決して難しいものじゃありません。もともと誰でも気軽に描けるもの。デッサンが少しぐらい変でもいいんですよ。自然な手作り感があったほうがステキだし、見た人の記憶に残ると思うんです。飲食店の方が自ら描いたイチ押しメニューって、写真よりも味や暖かさが伝わってくるような気がしませんか?」
と栗田さんは話しています。

現在すでにカフェやレストランでブラックボードを活用中のみなさん、チョークアートを学んで「一歩先」の看板づくりにチャレンジしてみませんか?

 

■全国各地で開かれているチョークアート教室の情報はこちらから。
日本チョークアート協会ホームページ http://www.chalkart-jp.org/
株式会社アーティチョーク http://www.artichalk.com/

■また、色とりどりの画材を入手するならこちらが便利。チョークアートを自分で勉強できるテキストやDVDも多数あります。
栗田貴子のチョークアート画材ショップ chalkmart http://dp00013003.shop-pro.jp/

 

著者プロフィール

著者アイコン
編集部
明日のレストラン編集部です

関連記事