【シリーズ企画】話題のモバイルPOSシステム、どれが自分のお店に合ってるの!? 第2回:スマレジ

【ざっくり要約】

  • 無料プランも含め全5プランを用意
  • 東京・大阪、福岡(10月中旬オープン予定)のショールームで実稼働と周辺機器を確認できる
  • 「売り切れ」をオーダー端末から設定、全機に反映

iPadに専用アプリをインストールして使うモバイルPOSレジが、いま飲食店を中心に普及が進んでいます。とはいえ、サービスを提供するメーカーも多く、どこのシステムを導入するべきか悩むオーナーさまも多いようです。
共通しているのは、データはクラウドでバックアップ、リアルタイムで売れ行きや経営判断ができるための機能を備えていること、オーダー用の端末はiPhoneやiPod Touchで、やはりアプリをインストールして使えること。そして、なによりシステムの導入費とランニングコストが旧来のハードPOSレジより圧倒的に安価ということです。
しかし、それ以上のこととなると、サイトを見て悩むこととなります。果たして、自分の店にとってベストなのは、どのiPad POSレジなのか?
そこで、これから5回にわたってサービスを各回ひとつずつ紹介、メーカー担当者に質問をぶつけ、特徴を浮き彫りにしていきます。
2回目となる今回は「スマレジ」です(掲載順は取材順に準じています)。

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25,000店舗以上が登録し、数は増加中
無料プランも人気のクラウドPOSレジ

株式会社プラグラムの高機能クラウド型iPad POSレジ「スマレジ」は、2016年9月現在で25,000店舗以上が登録しています。サイトに掲載されているグラフでも明らかなように、2014年後半からユーザー数が急激に伸長、とくに2016年は勢いが止まらない状態です。

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▲スマレジのユーザー数グラフ(HPより転載)

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▲株式会社プラグラム営業部部長・濱辺康次郎氏

「毎月1000~1400くらいの勢いでアカウントは増えています」

そう話すのは、プラグラム営業部部長の濱辺康次郎さん。とりわけ2014年後半からユーザー数が伸び始めたのは「同年7月に無料プランを設け、そこからかなり伸びています。それが一因ではないか」とのことです。

スマレジは、無料プランも含めて5種類のプランを用意していますが、アカウントを取得してから30日間は無料で各プランのフル機能を利用できます。

飲食店に人気なのは月額7,000円の「プレミアムプラス」で、顧客管理、ポイント管理、電話サポートもつくプランです。その上位の「フードビジネス」はさらにオーダーエントリーシステムを加えた、飲食店に特化したフル機能プランで、月額10,000円。 利用の途中でプランを変えたくなった時は、管理画面から申し込めばいいだけというのも手軽です。

もちろん、スマレジは飲食店だけでなく多くの業種で利用されています。ざっくりと分類すると、40%が小売・アパレル、20%が飲食店、10%がサービス、10%が催事で、20%がその他。小売が多いのは、「受託開発時代にドラッグストアのレジ開発経験があり、それを活かして開発を進めたため、小売店のニーズに合った機能が充実しているから」だと濱辺さんは言います。

それを受けて、現在、飲食店ユーザーも増えているとのこと。

「飲食店様向けの機能強化も随時行なっており、直近のアップデートではFL比率を把握することができるようになりました。今後も飲食店様向けの機能強化が目白押しです」

この飲食店向け機能強化は、商品の在庫管理がシビアな小売店の管理システム開発経験がスマレジに反映されているからこそ、とも言えるでしょう。

在庫管理は小売・アパレル店でもっとも管理が難しい部分。バーコードリーダーを利用すれば、数十万点ものアイテムを登録でき、チェックもサクサクできる。だからこそ、飲食店の業務でも支障なく快適に使えるというわけです。

これは、たとえばイートインスペースのあるケーキ店やベーカリーなどでも応用できそうです。また、テイクアウトオーダーの多い店でも十分に活躍しそうな気がします。

スマレジがリリースされたのは2011年9月。続いて、飲食店向けオーダーエントリーシステムの「スマレジ・ウェイター」が2012年11月にリリースされ、これにより、スマレジの利便性は飛躍的に向上しました。オーダー専用のアプリ「ウェイター」をインストールしたiPhone/iPod touchを端末として利用するのは、ほかのクラウド型POSレジと同じです。

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▲スマレジの会計画面。下にあるのはキャッシュドロア

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▲カスタマーディスプレイ(値段表示)とレシートプリンター

そして、2013年6月にはオプションで株式会社神戸デジタル・ラボの「セルフオーダーシステム」と連動。各テーブルのお客さまが、置かれているiPadでメニューを見て好きなタイミングでオーダーすることが可能になりました。

「利用されている飲食店は居酒屋やカフェレストランが多いですね。1社で10店舗以上経営されているお客さまも目立ちます。そのくらいの規模だと、店舗意外の場所からもクラウド管理画面にアクセスして、店舗を横断したデータを見られる点が便利なんですね」

このオーダーエントリーシステム「ウェイター」には、飲食店に特化したいくつかの機能があります。なかでも好評なのが「売り切れ」を端末上で設定できる機能です。

「数量限定や日替わりのメニューが売り切れになったら、ハンディ上で登録すると、すべての端末に反映される仕組みです。チェーン店はもちろんですが、一店舗で経営されている場合に、とくに重宝されているようです」

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▲オーダーは専用アプリ「ウェイター」をインストールしたiPhone/iPod touchで

周辺機器との連携やレジ動作は
ショールームで確認することが可能

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▲業界最低水準で導入コストも安いクレジット決済サービス「スマレジ・ペイメント」専用端末

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▲オーダーはキッチンプリンターから出力される

スマレジでは周辺機器も用意しており、東京と大阪、そして10月中旬オープン予定の福岡のショールームでPOSレジや端末の使い勝手や、周辺機器との連動などを実際に確認できるようになっています。

契約はウェブで完結する場合もあるそうですが、多くのお客さんが足を運んで遠方からでもショールームに訪れるといいます。

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▲東京ショールーム

「サイトだけだと自社に合うかどうか判断できないからと、おいでになられるお客さまが多数いらっしゃいますね。ショールームでは、データの見方などもご説明させていただいきます。たとえば、次の仕入れを考えるときには、売上が少なかったものがすぐにわかるので、そのメニューの材料は抑えめにできるとか、実際の業務での利用がイメージしていただけるような具体的なお話をさせていただいています」

では、スマレジ導入を検討するお客さんはどんなことを念頭に置いているのでしょう?

「ざっくりした言い方になりますが、なにかを改善したいというお客さんが多いですね。月々のコストだったり、オペレーションの手間、売上の分析などがスマレジで改善できるかどうかを期待されていると感じます。そのほか、新規オープンでいままで使っていたレジだとコストが高いのでスマレジを検討されていて、お店で問題なくオペレーションできるのかショールームで確認、問題なければ導入する、というオーナーの方や店長さんもいらっしゃいますね」

ちなみに、それぞれの店舗への導入やトレーニングは社員が直接出向いて実施しているとのこと。

また、アプリは自社開発のため、顧客の希望などはできるだけ早いタイミングで実装することが可能だということです。

「お客さまの声がダイレクトに開発チームに届きますので、月一回、もしくは2ヶ月に一回のアップデートで取り入れることもできます。アップデートをお客さまにお知らせすると非常に喜ばれますね」

モバイルPOSレジは、アップデートですぐに顧客からの要望を取り入れ、よりよく使いやすく進化していくところです。それでいて、アップデート料金は派生しません。しかし、それもベースとなるシステムがしっかり使いやすく、確実に稼働し、便利な機能を実装していてこそです。

スマレジはその点をクリアしているからこそ、ユーザーが急増していると言えるのです。


スマレジ - iPad、iPhoneを使った無料で始める圧倒的な高機能クラウドPOSレジ

著者プロフィール

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梅田勝司
1964年生まれ。1997年に10年以上に渡った業界新聞、男性誌の編集を経て独立。以後、 フリーのライター・編集者として活躍。のち、株式会社アールイーを設立。コンテンツ全 般、IT系、社会情勢など、興味の赴く対象に節操なく本の作成、ライティングを行う。

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