コストを抑えて優秀なアルバイトを確保!現役アルバイトに友人を紹介してもらうメリットと注意点

【ざっくり要約】

  • 求人広告よりもコストメリットが高い採用手法は、現役スタッフからの紹介
  • 採用コストだけではなく、見えないコストの削減も可能
  • ただし、メリットだけではなくデメリットも。

どこのお店でも優秀なアルバイトは喉から手が出るほど欲しいものです。しかも、コストや手間をかけずに優秀な人材が確保できるとなれば、お店側からすれば言うことなしでしょう。最も信頼できて採用コストのかからない方法、それは現役スタッフからの紹介です。一般的な求人媒体と比べて、現役スタッフからの紹介にはどんな利点があるのでしょうか? あるレストランの元店長から聞いたお話をもとに、メリット・デメリットを解説します。 

飲食店での経験があるかなど、書類選考の手間が省ける

人材の採用を行う上で大きな負担となるのが書類選考です。どんな経歴でどんな人物かを知る大切な工程ではありますが、その対象人数が多くなればなるほど、かなりの時間を割かれることになってしまいます。

しかし、現役スタッフからの紹介であれば、応募者がどんな人物かは事前にある程度知ることが可能です。
「これまでにどんなアルバイト経験があるのか、どんな人柄なのか。スタッフからの紹介なら、ある程度まで事前に知ることができます。書類選考に費やしていた膨大な時間をカットできるので、その分お店の運営など、本来やるべきことに集中することができるんですよ」(元レストラン店長)

一方、応募者にとっても、現役スタッフを通じて事前にアルバイト先の情報を得ることができるというメリットがあります。知らないお店に面接にいくよりも、入社後のミスマッチやギャプに苦しむというリスクを軽減できます。ミスマッチによって入社後に苦しむという人は少なくありませんから、採用の段階でその辺りの情報をお互いに知ることができるのは大きなメリットといえそうです。

採用に関するコストがほとんどかからない

従来の採用手法だと、求人媒体にスタッフ募集の広告を出したり、店内にアルバイト募集のポスターを掲出したりと何かとコストがかかります。しかし、現役スタッフによる紹介であれば、採用にコストはほとんどかかりません。
それだけではありません。リーダークラスのアルバイトを教育係に据えておく期間や、お店の雰囲気や仕事に慣れるまでの期間など、お金以上に貴重な「時間」というコストがかかっていますが、そうした「見えないコスト」に関しても、現役スタッフからの紹介であれば大幅に軽減が可能です。
「あらかじめスタッフから仕事内容を伝えておいてもらったり、一緒に食事に来てお店の雰囲気を事前に見てもらったり。本来であれば採用後に費やす時間を採用前にある程度消化することができるんですね。従来の採用手法ではなかなかこうはいきません」(元レストラン店長)

仲が良すぎて仕事に支障が出る可能性がある

ただ、残念ながらこうした紹介採用にはデメリットも含まれています。

すでに知り合いがいるお店での仕事であれば、新人アルバイトが他のスタッフと馴染むのも早く、チームワークを高めることも容易です。しかし、それだけですべてが上手くいくわけではありません。
「おしゃべりに夢中になるあまり、お客さまの呼びかけに気づかなかったり、仕事中でもプライベート感覚が強くなってしまったり……仲が良すぎることでむしろ仕事がおろそかになる可能性もあるんです。採用する側としては、このような視点で現役スタッフと新人スタッフの双方を観察する必要があると思います」(元レストラン店長)

それに、紹介された人がこちらの希望に沿っていない人材でも、紹介者の顔を立てて採用しなければいけない、といったジレンマに陥る可能性もあるかもしれません。さらには、もし採用したスタッフが条件と合わずに辞めてしまった場合、紹介したスタッフまで揃って退社してしまい、結果的には戦力ダウンというもっとも避けたい結果になってしまうということも十分考慮しておかなくてはならないようです。

しかし、お店側があらかじめの採用基準やスタッフに求めるレベルの基準を明確にしていれば、おのずと混乱は避けられるはず。そのためにも店長は、ふだんからお客さまだけではなく、お店を支えてくれているスタッフ・アルバイトにも目を向けておくことが必要だーーということなのかも知れませんね。

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