飲食店で働く人のための情報マガジン by トレタ

連載
2016年9月7日

話題のモバイルPOSシステム、どれが自分のに合ってるの!?  〜ユビレジ〜(後編)

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話題のモバイルPOSシステム、どれが自分のに合ってるの!? 〜ユビレジ〜(前編)では、ユビレジの基本的な特徴から、ブレイクポイントについて、株式会社ユビレジの事業統括ディレクター・菱田健太さんにお話を伺いました。後編ではさらにユビレジの特長に迫ります。

チェーン、複数店に強いユビレジ

「ユビレジは飲食店チェーン、複数店でのお客様に強いですね。多店舗管理は他社で対応していない場合もある機能。売上共有や、全店に一斉にメニュー配信をするなど、店舗数が多いチェーンほど大変な作業を簡単に、ウェブブラウザベースの管理画面で実現できてしまいます。

個店のお客様はほかのメーカーさんのほうが強いかもしれません。全体でも飲食店のお客様が多く、これから飲食店を始められるような方に多く選んでいただいている、と感じています」。これは当初からのユビレジユーザーが飲食店に多く、その声をシステムにフィードバックしていった結果ではないかと菱田さんは分析します。

チェーンでメニューを変更する場合、管理される方が情報を書き換えて一斉に配信することで全店のユビレジに変更が反映されます。これも店舗単位で行なうと大変なことになりますが、こうした日常の手間を軽減するのにSaaS型POSシステムは向いているのです。

「導入コストが従来のPOSレジより安いのはもちろんですが、ランニングコストで考えてもはるかに低コストで済みます。それは、たとえ中古でハードを安く購入しても同じです。結局、メニューの変更などで手間がかかりますし、メンテナンス代もばかになりません」。

さらにユビレジに限らずSaaS型POSシステムでは、データはインターネットを経由したクラウドサーバーの中へと即座に送られ、保存されます。システム本体もクラウドにあり、従来機では大騒ぎだった税率の変更も対応しやすいのです。管理画面から操作できるため、のシステムを止める必要もありません。

iPadのメニューを管理画面から更新するのは他社でもできるそうですが、ユビレジではiPadだけでなく、オーダーを取るためのiPhoneやiPod Touchでも同様に管理者が変更を配信できます。飲食店ではオーダー端末も重要で、オーダーをキッチンプリンターに即座へ送信、キッチンはすばやくプリントアウトに従って料理を作り始めるという仕組みです。料理とドリンクの出し分けも対応しています。

「オーダー端末のiPhoneのメニューも含めて連動できるのは、弊社の特徴かもしれません。そこをクラウドで連動できる仕組みは弊社の強味とも言えます」。


▲顧客をメンバーズカードなどで管理している場合は、飲食データを紐付けることもできます。

APIをオープンにして積極的にサービスと連携

しかし、ユビレジは単なる便利なレジシステムではないと菱田さんは言います。

「iPad POSレジには、安い、カンタン、早い、みたいなイメージがありますが、私どもは、売上向上の分析ツールだと思っています。なので、ユビレジでの売上を向上させましょうという打ち出し方をしています。そのための分析機能を有していますし、商品分析やリピーターを増やすための顧客管理なども搭載していることをアピールしています」。

ユビレジの管理画面はウェブブラウザベースなので、売上を確認したり、経営分析をするのも、PCが必ずしも必要なわけではなくiPadやiPhoneで見ることができてしまうので、移動中でも閲覧可能です。これは忙しいオーナー、経営者にとっても便利。


▲ウェブブラウザのグラフでわかりやすく売上データを表示。

「3店舗くらいまでは、オーナー様が体感としてを把握できるのですが、それ以上の店舗数になると難しくなります。そこをITでわかりやすく、迅速に把握できるようにするというところで使っていただくのが大きなところかと思います」。

ユビレジでは全店すべても、各店舗ごともリアルタイムの売上を見ることができます。月ごと、週ごと、日ごとなどで比較して売上を比較でき、要因を検討するために商品ごとの売上げ状況も見られます。これによって、売上が下がった要因をいちはやく突き止め、改善できることに役立つわけです。


▲連携サービスのひとつ、CRMを担う「ユビレジ for Salesforce」の分析画面。顧客の売上を上げるツールとして欠かせません。

こうした売上分析だけでなく、現在はさまざまな決済サービス、CRM(顧客関係管理)、店舗管理システムがあるので、連携を広げて顧客の選択肢を広げてみたいといいます。

「弊社では連携まわりを重要視していまして、独自性よりもオープンにしていきたいと思っています。APIも公開していますので、連携したいベンダーさんに利用いただいて、個別で完結できないならフェイス・トゥ・フェイスで協力していったりしています。POSというのは、いろいろなものとつながるポイントだと考えていますので、さらに強化していきたいと思います」。

現在、ユビレジが提携しているサービスは、分析機能に優れ、日報や月報も指定フォーマットで作成できる世界最大のクラウド型CRM『Salesforce』も含めた12サービス。予約、決済、ポイント、仕入れ、会計、経営(原価・勤怠・予実)管理、在庫管理をサポートするものです。各分野の選択肢が増えれば、システム導入前に使っているサービスがそのまま流用できる可能性も高くなり、それが導入の決め手になることも考えられます。

そうなると、iPad POSレジは菱田さんが言うとおり、連携することでさらに成長していくシステムなのかもしれません。そういう意味では、提携サービスも導入するうえできちんと見ておく必要もあるといえそうです。

(※一部内容を変更しています。2017年6月8日)

ユビレジ | 店舗の売上向上を実現するiPadを利用したPOSレジ

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梅田勝司
この記事を書いた人

1964年生まれ。1997年に10年以上に渡った業界新聞、男性誌の編集を経て独立。以後、 フリーのライター・編集者として活躍。のち、株式会社アールイーを設立。コンテンツ全般、IT系、社会情勢など、興味の赴く対象に節操なく本の作成、ライティングを行う。

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