動画を制する者は飲食を制す!?効果的な飲食店の動画プロモーション4選

昨今、動画コンテンツでプロモーションを行う飲食店さまが増えてきました。動画を用いると、写真以上にビジュアルでより効果的に料理の魅力を伝えられるだけでなく、どんな風に作られているのか、どんなお店で作られているのか、などもわかりやすく伝えられるため、効果的にプロモーションを行うことができます。実際に秀逸な動画をホームページなどで公開することで、従来の方法だけではなかなか難しかったイメージ作りに成功しているお店もあります。今回は、国内外からいくつかの例をご紹介しましょう。

丁寧な手仕事にひかれる! うどん店「青空-blue-」

自家製粉したこだわりの素材を使った石臼挽きうどんの店舗さまです。料理人が店の鍵を開け、中に入るシーンから始まる動画は、お店のPRというよりも、まるで映画のワンシーンのようです。その後、石臼で小麦の実を挽いてうどんを作る様子が静かに映し出されますが、その丁寧で繊細な仕事ぶりが記憶に残ります。料理人の仕事ぶりや料理が出来上がる過程など、背景にあるこだわりを動画で見せることにより、料理にストーリーを持たせる効果があると言えます。美味しさ以上の価値があることを伝えることができ、強い来店動機の形成につなげることができる例でしょう。

自家製粉石臼挽きうどん 青空-blue-

料理の匂いまで伝わってきそうな、リアルさが魅力! 鉄板焼き「可らし」

鉄板焼きの店舗さまですが、ホームページにアクセスするとすぐに動画がスタートします。少し前まではあまりなかったことですが、まずは動画を見てもらうというしかけのホームページもここ数年で珍しくなくなりました。この動画で重視されているのは「臨場感」。鉄板から立ち上る煙とジュウ~という音に、匂いまで伝わってきそうな気がします。ページの読み込み時に表示される「いらっしゃいませ。お席をご用意いたします」という言葉の背景では煙の立ち上る様子が映されており、ここでも来店時のような期待が高まります。続いて、鉄板の上で少しずつ料理が作られていきます。シェフが材料を切り刻んだり、調味料をふりかけたりする様子が細かく映し出され、実際にその場を訪れたかのようなリアルさを感じられるのが魅力です。またかつおぶしやソース、マヨネーズなど、料理の特徴的なシズル感のあるシーンを織り交ぜることで、「この料理を食べに行きたい」という気持ちを高めることができるでしょう。

可らし

腕利きシェフの笑顔が光る! ニューヨークの寿司レストラン「雅(Masa)」

EATERという海外のサイトに掲載されている動画です。テンポの良い音楽と美しい食材、シェフの手さばきで、冒頭からすぐにひきつけられます。ここは、ミシュランで三ツ星を獲得した寿司レストラン、「雅(Masa)」。インタビュアーから「寿司は、なぜ握ったものをその場ですぐに食べるんですか?」と質問されたスターシェフの高山雅氏さんは、「用意したばかりの食事が持つパワーやエネルギーをお客さんに差し上げたいからです」と答えます。シェフの笑顔が印象的で、料理人の熱い思いが伝わってきます。料理のすばらしさだけでなく、シェフの人柄がしっかり伝わってくるのが特徴の動画です。

Sushi Legend Masa Takayama on the Power of Fish|Eater

アートな動画にうっとり! テキサスのアメリカンレストラン「コングレス(Congress)」 

上の動画と同じく、EATERに掲載されたものを紹介します。テキサスのアメリカンレストラン「コングレス(Congress)」です。映し出されているのは絵を描くように一皿一皿仕上げていく様子。白や黒、グレーのお皿に、緑や黄色の野菜や香ばしい色合いの肉料理が1つ1つ盛り付けられていき……。「雅(Masa)」の動画とは対照的に、シェフの表情は映らず、料理が皿に盛られる様が次々に現れるだけの構成となっています。レストランというよりはアート作品のPRのような趣のある動画で、お店のコンセプトのわかりやすいものだといえるでしょう。またこの動画のようにコマ送りで料理ができる様子を伝えるのも今のトレンドです。短い尺の中で、料理ができる過程を紹介することができます。

Experience the High-End Tasting Menu From Congress in 60 Seconds|Eater

店の売りを最大限に引き出す動画を!

いかがでしたか? 「ぜひ行ってみたい!」と思われたお店もあったのではないでしょうか? どの動画にも共通しているのは、そのお店が何を一番大切にしているかがよく映し出されているということです。それは、食材であったり、シェフの人柄であったり、お店によりさまざまですが、どれもそれが効果的に動画に映し出されています。また、さらに付け加えていうならばお店のメッセージがダイレクトに伝わる動画では「売り」となるポイントだけに絞って動画を撮影しています。せっかくの動画だからといって、あれもこれもと入れ込んでは、かえって焦点のぼけたものになってしまいます。「この動画を見れば、お店がわかる」。ぜひお店の一番の売りについて改めて思いをはせ、そんな動画作りにチャレンジしてみてください。

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