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編集部セレクト
2016年1月7日

飲食店が知っておきたい「グルメサイトの歴史」【4】

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トレタの足立です。

前回の飲食店が知っておきたい「グルメサイトの歴史」【3】では、2005年〜の次世代グルメサイトの登場についてお伝えしました。今回は新旧世代交代(2010年~)についてご紹介します。

新旧世代交代(2010年~)

複数サイト掲載から集中掲載の流れになったことで、特長の少ない網羅型のサイトが変化を余儀なくされ、10年を超える老舗サイトが次々に終了したり、ブランドチェンジすることになったのがこの時代です。

元祖クチコミサイトの「askU」や「ロケタッチグルメ(旧・東京グルメ)」「グルメWalker」が終了し、「Yahoo!グルメ」「グルメGyao(旧・ぐるめピタ)」 「グルメぴあ」 は 、それぞれ「Yahoo!ロコ」「ヒトサラ」「美味案内」として新機軸を打ち出したサイトに生まれ変わりました。

2010年のフラッシュマーケブーム(※)や2011年の東日本震災の影響もあり、それまでの新規客獲得偏重主義から、もっと常連顧客を大切にしなくてはいけないという意識の高まりが起こり、今日のキュレーション型サービスや台帳サービスへと繋がっていきます。

※フラッシュマーケティングと呼ばれる共同購入型のクーポン販売サイト。「Piku」「GROUPON」「ポンパレ」などピーク時には10以上のサイトが乱立した。

また、ユーザーが投稿する食べログ掲載情報の真偽の確認や、足りない情報の補充を目的に、飲食店のオフィシャルページを確認するユーザーが増えてきたことを受けて、公式情報を扱うオウンドメディアページの重要性が高まりました。さらにTwitterやFacebookなどSNSの急速な普及により、SNSを通じての来店が増えたのはこの頃からです。

「スマホ」「キュレーション」「予約」をキーワードに第3世代のサービスが登場しました。スマホの普及により「ミイル」「TERIYAKI」など、スマホアプリからスタートするグルメサイトも現れました。また「Retty」「TERIYAKI」には、増えすぎた飲食店情報をナビゲートするために、”検索”ではなく知っている人や食通の人を通じてキュレーションしようという特長があります。

そして、もうひとつのキーワードが「予約」。いままでは、ホテルのオンライン予約などと異なり、予約フォーム送信して店舗から折り返し確認電話がきてはじめて成立するという「リクエスト型予約」が飲食店予約の主流でした。しかし、ここに来て急速に「即予約型(オンラインですべて完結させる予約)」が増えています。この流れに「ぐるなび」「ホットペッパー」などの老舗が次々に対応したのをはじめ、「食べログ」は予約の機能を「cena(チェーナ)」として専用サイト化(2014年に食べログに統合)し、Yahoo!も即予約に特化した「Yahoo!予約 飲食店」を新たにリリースしています。

▼この頃登場した主なグルメサイト
・Retty(2010年~)
・ぐるリザ(2010年〜)
・Hotpepperグルメ(2010年~)※旧FooMoo
・Yahoo!ロコ(2011年~)
・ミイル(2011年~)
・ヒトサラ(2012年 ~ )※旧グルメGyao
・ロケタッチグルメ(~2012年)※旧livedoorグルメ
・ポケットコンシェルジュ(2013年〜)
・TERIYAKI(2013年~)
・Yahoo!予約 飲食店 ( 2013年~)
・グルメWalker(~2013年) ※終了
・cena(2013年~2014年) ※食べログに統合
・yelp日本版(2014年~)
・美味案内(2014年~)※旧グルメぴあ

次回の飲食店が知っておきたい「グルメサイトの歴史」【5】では、これからのグルメサイトがどうなるか予測します。

参考:ばかウマ

この記事は2015年11月2日公開のトレタブログ「飲食店が知っておきたい『グルメサイトの歴史』」の内容を一部改変し転載しています。

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足立賢信
この記事を書いた人

株式会社トレタ セールスグループマネージャー 1999年大学時代に某グルメサイト立ち上げに関わり、以来、15年在籍期間に飲食店営業またはサイト開発の責任者を務める。2014年より現職。

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